Hey, what’s up. マーカスだ。
2026年、アナログの再燃は一過性のブームを超え、一つの「文化」として定着した。そんな中、ソニーが放った新しい一手には驚かされたよ。
今回紹介するのは、単なる入門機じゃない。Bluetoothの利便性はそのままに、音質という「深淵」へ一歩踏み込んだ上位モデル、Sony PS-LX5BTだ。
ただ盤を回すだけじゃない。そこに「空気感」までを求める僕たちの欲望に、ソニーはどう応えたのか。ブルックリンのスタジオでじっくりとその音を確かめてみたよ。
マットな質感のボディに、高音質への意志が宿る「PS-LX5BT」。
ワイヤレスで「ハイレゾ」を纏う
このPS-LX5BTが、スタンダードモデル(LX3BT)と決定的に違うのは、音に対する執着心だ。
最大の特徴は、Qualcomm® aptX™ Adaptiveへの対応。これにより、ワイヤレスでありながら96kHz/24bitの音声伝送が可能になった。
「ワイヤレスだから音質はそこそこ」という時代は終わったんだ。お気に入りのハイレゾ対応ヘッドフォンを装着してSTARTボタンを押せば、そこにはレコードの溝に刻まれた微細なニュアンスが、鮮やかに、そして濃密に広がっていく。
細部に宿る「上位モデル」のプライド
実際に触れてみると、パーツの一つひとつがグレードアップされているのがわかる。
強化されたヘッドシェル、不要な共振を抑える5mm厚の重厚ラバーマット。そして、より繊細なトラッキングを可能にする高精度なMMカートリッジ。
針圧を2.0g(±0.5g)と軽めに設定したことで、音の広がりや空気感が格段に向上しているんだ。特に高域の伸びは、このクラスのフルオート機としては異次元のレベル。
背面の音声出力端子が金メッキ仕様のRCA端子になり、ケーブルの交換(リケーブル)が可能になったのも、僕たちオーディオファンには堪らないポイントだね。
Marcus’s Curation Tip
「SBRからデビューする The Mersey Mirrors のアナログ盤を出すなら、ぜひこのPS-LX5BTで聴いてほしい。
彼らがこだわったヴィンテージ・アンプの歪みや、リヴァプールの湿った空気感……。このプレーヤーなら、ワイヤレスであってもその『熱量』を余すことなく届けてくれるはずだ。」
デジタルとアナログの「完璧な共存」
USB端子経由でPCへ録音できる機能も健在だ。
手に入れたばかりの貴重な盤をデジタル化して、移動中に持ち出す。あるいは、深夜の静寂の中でワイヤレスに没入する。
PS-LX5BTは、アナログへの「回帰」ではなく、アナログを現代のライフスタイルへ「融合」させるための、最も洗練されたツールだと言える。
もし君が、単なる再生機ではなく「楽器」を愛でるような感覚でレコードを楽しみたいなら、この一台が正解だ。
Marcus Rivera
Executive Producer, Soundscape Bridge Records