Hey, everyone! クロエです。
ニューヨークの街を歩いていると、ときどき「音に色がついている」ように感じる瞬間があるの。雨上がりのタイムズスクエアの反射や、地下鉄の階段から漏れてくるサックスの音色……。
今、ロンドンのジャズシーンで最も注目を集めているエマ・ラウィッツ(Emma Rawicz)の音楽を聴いたとき、私はまさにその「色彩」を体験したわ。今回は、UKから世界へ鮮やかな旋律を解き放つ、彼女の魅力に迫ってみましょう。
サックスから魔法のような色彩を放つ、エマ・ラウィッツ。
共感覚が紡ぎ出す、重層的なサウンド
エマの音楽を語る上で欠かせないのが、彼女が持つ「共感覚(Synesthesia)」。
彼女にとって、特定のコードや音色は「色」として見えているそう。その感覚が、彼女の作曲に圧倒的な奥行きを与えているのね。
2026年の今、ジャズはジャンルの壁を軽々と飛び越えて進化し続けているけれど、エマのテナーサックスは特別。ジョー・ヘンダーソンのような力強い伝統を感じさせながらも、そこに乗るメロディはまるで万華鏡のように刻々と表情を変えていく。ロンドンのジャズクラブ「ロニー・スコッツ」で彼女を初めて聴いたとき、客席にいた誰もがその「鮮やかな音の洪水」に圧倒されていたわ。
▶ Listen on Spotify: Emma Rawicz
2026年のパルス:テクニックを超えた「感情」
エマの凄さは、超絶的なテクニックを誇りながら、それが決して「自慢」にならないこと。
彼女のソロは、まるで誰かに大切な物語を語りかけているような親密さがあるの。速いパッセージであっても、そこには常に「体温」が宿っている。
Clo’s Listening Note
「エマの最新作『Chroma』を聴くなら、部屋の照明を少し落として、あえてスマートフォンの画面を伏せてみて。
音が部屋を満たしていくうちに、あなたの目の前にも『色』が見えてくるはず。
彼女が描くのは、ただの楽譜じゃない。それは、私たちの心の奥底にある、言葉にできない感情のパレットなの。」
未来への「架け橋」
SBRが目指すのは、こうした「場所」や「感覚」が音になって届く瞬間を捉えること。
エマ・ラウィッツの音楽は、ロンドンの街角と、ここニューヨーク、そして海を超えた東京を、確かな「パルス」で繋いでくれる。
次に彼女がニューヨークに来る時は、SBRのスタジオに招いてマーカスと一緒にセッション……なんて想像するだけでワクワクしちゃう!
新しいジャズの形を探しているなら、今すぐ彼女の名前をプレイリストに加えてみて。
— Chloe (Clo)