レミ・ウルフ『Mud』を紹介 仲間との演奏から生まれた新たなポップの世界

洋楽

新しい音楽を探すとき、アーティストがどんな背景で作品を作ったのかを知ると、再生ボタンを押す楽しみが少し広がります。

今回紹介するのは、レミ・ウルフ(Remi Wolf)のアルバム『Mud』。2026年10月9日にリリースされた、彼女にとって3作目のスタジオアルバムです。全11曲を収録し、親しい仲間との共同制作や、生楽器を使った演奏を大切にして作られました。

まずはSpotifyで再生しながら、作品の背景を読んでみてください。

レミ・ウルフとは?

レミ・ウルフは、1996年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身のシンガーソングライター兼音楽プロデューサーです。

これまでにポロ&パン、スティル・ウージー、コーシャス・クレイなど、多彩なアーティストとのコラボレーションを重ねてきました。歌い手としてだけでなく、音楽を生み出す制作者としても活動しています。

『Mud』から彼女を知る方は、まずこの作品を楽しみ、気になったら過去のアルバム『Juno』『Big Ideas』へとさかのぼってみるのもよいでしょう。作品を聴き比べることで、自分が惹かれる歌や表現を探す楽しみも生まれます。

『Mud』の背景にある、音楽との向き合い直し

公式の制作紹介によると、『Mud』は、ツアーや作曲、レコーディングを続けてきた彼女が、自分の表現や制作方法を見つめ直す時期に生まれました。

ナッシュビルでの初期セッションを経て、制作の大切な場所となったのが、カリフォルニアのビッグベアです。長年の共同制作者ジャレッド・ソロモンや親しい仲間たちと過ごし、料理を一緒に作り、日常の中でアイデアを交わしながら曲を育てていきました。

彼女自身が「ファミリーバンド」と表現する、近しい関係の中で進められた制作。その背景を知ると、完成した曲だけでなく、演奏する人たちのやり取りにも関心が向きます。

誰と、どのような時間を過ごして生まれた音楽なのか。『Mud』は、そんな視点からも触れてみたい作品です。

生楽器と、その場で生まれる表現を大切に

『Mud』の制作では、生楽器を取り入れ、同じ部屋で一緒に録音することが重視されました。公式紹介では、完璧に整えることよりも、その場で生まれる自然な表現を優先したと説明されています。レミ自身がドラムを演奏する場面もありました。

聴くときは、最初からすべての音を追おうとせず、まず歌を楽しんでみてください。次に同じ曲を聴くときは、リズムや周囲の楽器へと意識を移してみましょう。

声に注目する、リズムを追う、楽器同士の重なりを楽しむ。聴く対象を少し変えるだけでも、一曲と向き合う時間を広げられます。

最初に聴くなら、先行公開された3曲から

アルバムを通して聴く前に、まず数曲から試してみたい方には、先行公開された次の3曲が入口になります。

  • 「Twiggy」
  • 「Bottle」
  • 「I Won’t Cry」

いずれも『Mud』に収録されている楽曲です。まずは曲名が気になったものから再生して、自分の好みに合う一曲を探してみてください。

気に入った曲が見つかったら、アルバムの1曲目「Bottle」から順番に聴いてみましょう。単曲で聴いたときと、前後の曲を含めて聴いたときで、印象がどう変わるかを楽しむのもおすすめです。

いつものイヤホンやスピーカーで楽しもう

制作背景を知った後も、難しく構えず、自分が心地よいと感じる聴き方で楽しめば十分です。

まずは普段使っているイヤホンやスピーカーで再生してみてください。別の機器を持っているなら、気に入った曲の同じ部分を聴き比べるのもよいでしょう。声の聴こえ方やリズムの感じ方など、自分が注目するポイントを探すきっかけになります。

機器を選ぶ際の考え方は、好きな音楽をもっと楽しむためのイヤホン・ヘッドホン選びでも紹介しています。

『Mud』との出会いから、レミ・ウルフのほかの作品へ。まずは気になる一曲を再生して、お気に入りの音楽を探す時間を広げてみてはいかがでしょうか。

参考・出典

本記事の発売情報、アーティスト情報、制作背景は、以下の公式情報を基に紹介しています。

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