イヤホン・ヘッドホンの試聴方法 いつもの曲で確かめたい5つのポイント

ヘッドホンとワイヤレスイヤホン、スマートフォンを並べた試聴のイメージ 聴き方ガイド

イヤホンやヘッドホンを選ぶとき、製品の説明を読むだけでは、自分に合うか判断しにくいものです。試聴できる機会があれば、いつも聴いている曲で確かめてみましょう。

難しい専門用語を使わなくても、歌声の聞こえ方や装着感など、自分で確認できることはあります。この記事では、試聴するときに意識したい5つのポイントをご紹介します。

1.音量をそろえて聴き比べる

聴き比べる前に、まずは音量を整えましょう。音が大きいだけで、迫力や細かな音が増したように感じることがあります。

同じスマートフォンの音量設定でも、製品によって実際の音の大きさは異なります。数字をそろえるだけでなく、耳で聴いて同じくらいの大きさになるように調整してください。

最初は小さな音から始め、無理なく聴ける範囲に収めましょう。周囲の音を打ち消そうとして、必要以上に音量を上げないことも大切です。

2.聴き慣れた歌声を確かめる

試聴には、普段からよく聴いている曲を使うと違いをつかみやすくなります。歌のある曲なら、まずはボーカルに注目してみてください。

歌詞を自然に追えるか。声が伴奏に埋もれていないか。サ行や高い声が強く響きすぎないか。そんなところを確かめてみましょう。

声が近く感じられる音を好む人もいれば、楽器と一緒にゆったり聞こえる音を好む人もいます。正解を探すよりも、自分が気持ちよく聴けるかを基準にしてみてください。

3.低音の量と、ほかの音とのバランスを聴く

ベースやバスドラムのある曲では、低音にも耳を傾けてみましょう。

低音の迫力だけでなく、ベースの音程やリズムを追えるか、歌声やほかの楽器が聞き取りにくくなっていないかも確認します。

イヤホンでは、イヤーピースのサイズや装着の深さによって、低音の聞こえ方が変わることがあります。低音が極端に少ないと感じたら、まずは正しく装着できているかを確かめてください。

イコライザーなどの音質調整を使う場合は、設定も確認しましょう。製品ごとの違いを比べたいときは、できるだけ同じ条件で聴くと判断しやすくなります。

4.音だけでなく、装着感も確認する

気に入った音でも、着けていて痛くなると使い続けにくくなります。短い試聴でも、耳や頭への当たり方を確かめましょう。

イヤホンなら、耳の一部分に強く当たっていないか、軽く頭を動かしても外れそうにならないかを確認します。無理に奥へ押し込まず、合うイヤーピースがあれば交換して試してください。

ヘッドホンなら、頭を挟む力、頭頂部への圧迫感、耳がパッドの内側に収まるかを確認します。眼鏡を普段使う方は、かけた状態で試すと実際の使い心地を想像しやすくなります。

店頭での短い試聴だけでは、長時間使ったときの蒸れや疲れまでは分かりません。その場で確認できたことと、まだ分からないことを分けて考えましょう。

5.使う場所を思い浮かべて機能を試す

自宅で静かに聴くのか、通勤中に使うのかによって、重視したい点は変わります。

ノイズキャンセリング機能がある製品は、オンとオフを切り替えてみましょう。周囲の音の減り方に加えて、耳に圧迫感のような違和感がないかも確かめます。

外音取り込み機能は、音楽を止めたり音量を下げたりして、店員の声などがどのように聞こえるかを確認してください。店内と実際の電車内や屋外では条件が異なるため、店頭だけですべてを判断しようとしなくても大丈夫です。

ボタンやタッチ操作の使いやすさも、日常では大切です。音量調整や再生停止を、自分で無理なく操作できるか試してみましょう。

試聴した感想を短く残しておく

何台も続けて聴くと、最初の製品の印象を思い出しにくくなることがあります。

「歌声が聴きやすい」「低音が好みに合う」「眼鏡をかけると少しきつい」など、感じたことを短くメモしておきましょう。使用した曲や音質設定も残しておくと、再び試すときに役立ちます。

最後は、最も印象がよかった製品でもう一度いつもの曲を聴いてみてください。細かな違いを探す時間に加えて、音楽そのものを楽しめるか確かめる時間も取ってみましょう。

試聴は、音の優劣を決めるためだけのものではありません。自分の好きな音と、毎日使いやすい一台を見つけるために活用してみてください。

イヤホンの形による装着感の違いは「カナル型・インナーイヤー型・オープンイヤー型 イヤホンの形と選び方」で紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました