名誉伝説『OK集』を紹介 まだ知らない音楽に出会う、最初の一枚

邦楽

知らなかったアーティストの曲が、いつの間にか日々のプレイリストに加わっている。そんな出会いを探している方に、今回紹介したいのが名誉伝説です。

こたにとけっさくによる2人組バンドが、2026年10月28日にリリースしたファーストフルアルバム『OK集』。全12曲を収録したこの作品は、彼らの音楽を初めて聴く入口にもなる一枚です。

まずはSpotifyで再生して、作品の世界に触れてみてください。

名誉伝説とは?

名誉伝説は、ボーカルのこたにと、作詞・作曲・ギターを担当するけっさくからなるバンドです。2023年に結成されました。

結成のきっかけは、SNSに投稿された歌の動画。けっさくがこたにの歌声を聴き、メッセージを送ったことから、一緒に音楽を作る関係が始まりました。

当初は5人編成でしたが、2025年に2人体制へ移行。J-WAVEのインタビューでは、けっさくが、こたにの声を引き立てる制作や、打ち込みなどを取り入れた新たな挑戦について語っています。

初めて聴くときは、まず声に注目してみてください。気に入った曲があれば、次はその声にどんなメロディーや言葉が組み合わされているのかを追ってみる。そんな聴き方から、少しずつバンドの輪郭をつかめます。

『OK集』に込められた、自分の気持ちへの肯定

『OK集』というタイトルには、自分で否定してしまった感情にも居場所を作る、という考え方があります。

公式の商品紹介では、言えなかったことや諦めたことなど、自分自身で「NG」を出してしまった気持ちに「OK」を届ける作品として説明されています。

けっさくは「7ぴあ」のインタビューでも、声にできなかった感情を歌にし、心の中に起きたことを肯定するアルバムだと語っています。

いつも前向きな気持ちだけで過ごせるわけではないからこそ、言葉にしにくい思いを音楽の中で見つけられることがあります。『OK集』を聴く際も、タイトルの意味を覚えておくと、歌の言葉に耳を向けるきっかけになりそうです。

歌声と、曲ごとに変わる主人公に注目

作品を聴くヒントになるのが、こたにの歌い方です。

「7ぴあ」のインタビューで、こたには曲の主人公になりきって歌うことを大切にしていると説明しています。曲によって異なる人物を表現するため、声の使い方も試しているといいます。

また、けっさくは、こたにが歌うメロディーを早く届けたいという理由から、収録曲の約半数にイントロがないことを明かしています。

聴き始めるときは、曲の最初に何が飛び込んでくるかに注目してみてください。そして曲が変わったら、声の表情や言葉の伝わり方にも耳を向けてみましょう。

同じ歌い手でも、曲ごとにどんな違いを感じるのか。自分なりに聴き比べることも、このアルバムを楽しむ入口になります。

最初に聴くなら、この3曲から

全曲を通して聴く前に数曲から試したい方には、次の3曲を入口として提案します。

  • 「新女神」
  • 「ラヴィング」
  • 「What is ×?」

「新女神」はアルバムの1曲目。まずは作品の始まりから触れてみたい方におすすめです。「ラヴィング」「What is ×?」も、いずれも『OK集』に収録されています。

中でも、制作時の考え方を知ってから聴いてみたいのが「What is ×?」です。J-WAVEのインタビューでは、けっさくが、欠点のある状態も受け入れる考え方をこの曲に込めたと話しています。

気になる曲が見つかったら、そこからアルバム全体へ進んでみてください。曲単体で聴くときと、ほかの曲と続けて聴くときで、印象が変わるかどうかを楽しむのもよいでしょう。

いつものイヤホンやスピーカーで楽しもう

初めてのアーティストを聴くときに、特別な準備は必要ありません。まずは普段使っているイヤホンやスピーカーで、気になる曲を再生してみてください。

一度目は声やメロディーを楽しみ、二度目は言葉に耳を向ける。好きな一節や、もう一度聴きたい部分が見つかったら、そこを手がかりにほかの曲へ進んでみましょう。

別の機器でも聴ける方は、同じ曲の声や伴奏がどう聴こえるかを比べてみるのもおすすめです。機器選びの考え方は、好きな音楽をもっと楽しむためのイヤホン・ヘッドホン選びでも紹介しています。

まだ知らなかった名前が、お気に入りの音楽に変わる。そのきっかけとして、名誉伝説の『OK集』に触れてみてはいかがでしょうか。

参考・出典

本記事のアーティスト情報、発売情報、制作に関する説明は、以下の公式サイトおよび本人インタビューを基にしています。

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